悲願の初優勝 全国ラグビーフットボール選手権大会 決勝戦

悲願の初優勝 全国ラグビーフットボール選手権大会 決勝戦

大学ラグビーチャンピオンとなった天理大学

圧勝だった。
試合を完全に支配して、早稲田に流れを全く渡さなかった天理。

ノーサイドのホイッスルが鳴ったとき、天理大学55-28 早稲田大学。

悲願の天理大学初優勝。

選手たちの溢れんばかりの笑顔と涙にスタジアムで観戦していた私は
もらい泣き。マスクがしっとり濡れた。

ラグビー観戦歴6年目、ずっと天理大学を応援してきた。

ラグビーにはまるきっかけとなったのは、前職でたまたま
誘われたラグビー観戦だった。

誘ってくれたのが、天理大学監督の従弟にあたる人。

ラグビーの魅力をいろんな人に広めたいと思っていたらしく
部署の人とグループ観戦に行くことになった。

何ひとつルールなど知らなかったのだが、単に「スポーツ観戦おもしろそう」
という理由でふらっと秩父宮ラグビー場へ行ったのが始まり。

素早いゲーム展開にあっけにとられ、80分があっという間に過ぎた。
それからすっかりラグビー観戦にはまってしまった。

天理大学OBが多く所属するクボタスピアーズというチーム応援から
始まり、関西へ帰省する際はまだ赤ちゃんの娘を抱っこして、天理大学のグランドまで
練習見学へ行ったこともあった。

小松監督が最初コーチとして就任した1993年当時は3部にまで低迷していたのだとか。
95年に監督昇格後、2002年に関西1部リーグに復帰。それから10年かけて大学選手権
決勝へ。

トンガなどの海外から、15歳で人生をラグビーに懸け、日本のラグビー界で育った留学生。
高校としては無名校からの叩き上げの選手たちで作り上げたチーム。

準決勝まで進むも、関東の有力校をなかなか突破できずの数年間だったからこそ、
関西勢36年振りの日本一となった今大会は喜びもひとしお。

緊急事態宣言下での観戦。

3割も観客はいなかったように感じたし、席もひとつずつ離されていた。

通常モードのラグビー観戦では、お酒を飲みながらワイワイやれるので
それが風物詩ということもあるのだが、飲酒禁止、大声禁止の中しーんと静まりかえった
スタジアムは選手たちの掛け声がよく響いていた。

夏には寮でコロナのクラスターもあり、誹謗中傷も受けたし練習も中断されてしまった。
そんな状況を乗り越えてつかみとった優勝は、特別なものだと思う。

大変な時期で明るいニュースが少ない中、とても力が沸いた試合観戦だった。

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コメント

  1. tamiko tamiko

    わー!
    国立競技場に行かれたのですか❣️
    生観戦すごーい!

  2. 緊急事態宣言中でしたので、迷うところでしたが
    6万人収容できるスタジアムに1万人弱、かなりすいている印象でした。

    感染症、寒さ対策ばっちりで観戦に臨みました。
    観戦に行けてよかったです。

  3. わーー😭ラグビーを詳しくないぎぶ子もすごく胸に響き、情景が浮かぶようでした!静かだからこそ、選手の掛け声がというところも非常に印象的です。
    ずっと応援しているチームが勝った瞬間の感動もう特別ですよね…

    天理大学おめでとう!!

  4. きぶ子さんコメントありがとうございます。

    ラグビーよく知らなくても、スポーツの素晴らしさって
    選手たちのひたむきな努力や、チームスポーツなら個々が一体となって戦う
    ことで生まれるスパークみたいなものだと思っています。